「運は縁から生まれる 50歳からの縁を引き寄せる50の言葉」が発売開始されました。この本の中で掲載した「50の言葉」をホームページの中で随時紹介していこうと思います。
第三回目は、江戸時代の剣術家で、徳川将軍家の兵法指南役も務めた柳生宗矩が残したこの言葉を紹介します。
「小才は、縁に出会って縁に気づかず
中才は、気づいて縁を生かさず
大才は、袖すりおうた縁をも生かす」
ほんの少しの縁が。さらに新しい縁につながることはあります。不思議なもので、自分から求めなくても、いい人との出会い結びつきを深めることができれば、その縁でさらに次から次へと出会いが生まれることがあります。できるだけいい人と多く会うことが大切です。その縁でいい運につながるからです。
「袖すり合うも多生の縁」は多少の縁と勘違いしてしまいそうになりますが、正解は「多生の縁」なんです。「多生」とは仏教用語で、何度も生まれ変わること、またが多くのものを生かすことを意味します。つまり、「多生の縁」とは、多くの生を経る間に結ばれた因縁のことです。これからも、少しの縁を大切にしていこうと思います。