「運は縁から生まれる 50歳からの縁を引き寄せる50の言葉」が昨年12月に新刊刊行されました。この本の中で掲載した「50の言葉」をホームページの中で随時紹介してまいります。
2024年第三弾として、中国・戦国時代に活躍した思想家である孟子の言葉を紹介します。
「至誠にして動かざる者は未だこれあらざるなり」幕末の志士、吉田松陰が好んだ一節でもあります。「誠意ある心を持って尽くせば、動かなかった人など誰もいない」という意味のこの言葉に、私は人生のいろいろな局面で助けられているといっても過言ではありません。
誠を尽くせば、人は必ず心を動かされる。誠を尽くして動かし得ないものは、この世には存在しない。そのように人に性善説を持ち、誠意をもって話をすれば必ず理解してもらえると信じることが、説得や交渉においては大切です。いつの時代も誠実な心が、理解と信頼を生み出す鍵であるということです。